協議会の活動レポート
国際サンゴ礁年記念ウェブ絵画展 その7
いよいよ、ウェブ絵画展も佳境に入ってきました。
白保小学校6年生の作品です。

先日、3月21日に卒業式を迎えたこども達は、4月からは揃って白保中学校に進学します。
最上級生の描く、サンゴ礁の海の絵はいったいどのようなものでしょうか?


白保小6年1.JPG

とっても個性的ですね。
海で泳いでいる時の絵でしょう。
マンタやウミガメなど大物と出会えてよかったね。

白保小6年2.JPG

次は、シュノーケルで海の魚たちと遊んでいるところです。
サンゴ礁に訪れたことの無い方は、サンゴの上に立っていいの!?
と思われるかもしれません。


白保小6年3.JPG


サンゴは、生き物です。サンゴの上に立つことはサンゴにとって大きなストレスとなりますので立たないようにしてください。


白保小6年4.JPG

絵の中で立っているものは、海の中の岩やマイクロアトールと言われ塊状のサンゴなどの上面のサンゴが石化して死んでしまっている部分に立っているのです。ただ、見分けることは難しいので、サンゴの近くでシュノーケルされる時は蹴っ飛ばして折ったり、踏みつけたりしないように気を付けてください。

白保小6年5.JPG

また、もう一つですが。魚さんたちと遊ぶのは楽しいですが、かわいいからといって捕まえたりしないで下さい。石垣島の周辺のほとんどの海域が昨年の8月1日に国立公園に編入されました。熱帯魚の採取などは許可が必要であり、特に、海中公園地区では採取が固く禁止されています。


白保小6年6.JPG

さらに、魚たちに餌(エサ)を与える、いわゆる餌づけ(えづけ)もやらないようにしましょう。餌付けは海を汚してしまったり、魚やサンゴの海の生態系のバランスを崩してしまうことになります。また、添加物などの入ったもののせいで生き物が病気になってしまうこともあるかもしれません。

白保小6年7.JPG

白保魚湧く海保全協議会では、皆様に安全に楽しんで白保のサンゴをご覧頂くために観光事業者のルールを設置しています。
これらはサンゴ礁の生き物たちの保全についても定めたものです。
サンゴ礁を未来に受継ぐために観光でお越しになる皆様も協議会加盟のツアーに参加してサンゴを楽しんでください。

白保小6年8.JPG

一人だけ、海垣漁を描いてくれました。
海垣の維持・管理も協議会が行なっています。見学や説明等をご希望の方がいらっしゃれば協議会事務局まで電話か、FAXにてご連絡ください。

白保小6年9.JPG

3月23日は、八重山の海開きでした。
いよいよ海のシーズンが始まります。
楽しい思い出を作るために地域のルールを守り、地域のみんなと触れ合ってください。


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Posted by しらほサンゴ
comment2008/03/25 火 | comments (0) | trackbacks (0)
国際サンゴ礁年記念ウェブ絵画展 その6
次は、白保小学校5年生の作品です。
これも6月1日に行なわれた海垣での体験漁の模様が沢山描かれています。
5年生になると絵がしっかりとしたものとなってきました。

白保小5年1.JPG

後ろに石垣が見えていますね。
昔の人の知恵はすごいですね。

白保小5年2.JPG

サンゴ礁の浅い海は、も場、砂地、サンゴの群生地など多様な地形から成り立っています。


白保小5年3.JPG

多様な地形があると言うことは、魚やタコ、イカなど海の生き物が産卵する場所があり、幼魚の段階で外敵から身を守り成長することが出来る場所、エサとなる物が豊富であることなど生き物にとって大切な意味を持ちます。

白保小5年4.JPG

また、人工的ではありますが、沿岸部に石垣を積むことで、海藻が繁茂する基盤となり、貝がつき、それらを食べる魚が集まることになります。
石の隙間を住処にする小魚も集まってきます。

白保小5年5.JPG

生き物が沢山集まると言うことは、その生き物を食べる魚も集まってきます。
小魚たちを食べに集まる大きな魚。
そうした生き物の習性を巧みに利用したものが垣なのです。

白保小5年7.JPG

垣での漁を続けていくことで、人間が自然とどのように関わり、その恵をいただいて来たのか深く身をもって体験することが出来ます。

白保小5年8.JPG

魚が捕れればうれしいですが、取れなければ何故取れなかったのかを考えるきっかけにもなります。
おじぃたちに昔の垣での獲物の豊富さを教えてもらうことで、今の海の状態を知り、昔のような海に戻すためにどうすればよいのかを考えるきっかけにもなると思います。

白保小5年9.JPG

こどもたちが復元に参加し、利用を開始した海垣。
この体験を通して自然とともに生きることの難しさと大切さを感じてもらえればうれしいですね。

白保小5年10.JPG

伝統的な文化を見直す取り組みが、全国的にも始まっています。
平成18年白保中学校の子どもたちが総合的な学習の時間にインターネットで見つけた情報。
大分県宇佐市の長洲中学校で石干見の復元に向けた測量を実施。

こども達は、すぐに手紙を書きました。
その後、白保魚湧く海保全協議会事務局長の上村真仁が宇佐市を訪問。さらに、長崎県五島市富江町などにも訪れました。こうして同種の漁具を持つ地域の交流がスタートしました。

白保小年6.JPG

この動きは、宇佐市の長洲アーバンデザイン会議の皆さんの熱意とご尽力により『第一回日本石干見サミットin長洲』の開催につながりました。
海とともに生きる文化を見直し、新しい地域づくりに役立てる取り組みが今まさに始まりました。


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Posted by しらほサンゴ
comment2008/03/24 月 | comments (0) | trackbacks (0)
国際サンゴ礁年記念ウェブ絵画展 その5
2008年は、国際サンゴ礁年です。
全国で、様々なサンゴ礁関連のイベントが開催されているようですが、白保魚湧く海保全協議会でもこのブログを通じて皆さんと一緒にサンゴ礁保全について考えていきたいと思います。

っということで、絵画展を続けます。
今度は、白保小学校4年生の作品です。4年生のこども達は、2007年6月1日に全校児童が参加した白保竿原の垣での海垣体験漁の風景です。


海垣とは、魚湧く海保全協議会のHPを見ていただきたいのですが、「生きている漁具の化石」とも言われる原始的な漁法です。
浜近くの浅瀬に石垣を積み満潮時に浜に寄ってきた魚を干潮時に石垣の中に閉じ込めて捕るものです。
白保では、2006年に小学校の高学年のみんなも参加して石積みを復元しました。

白保小4年1.JPG

この海垣、石垣の途中に魚が出入りしやすいように口が空けられています。(注:伝統的な白保の垣には、口はありませんでした。)
このため漁をする時には、この口を網でふさぎます。
やったー!!魚を捕まえました。

白保小4年2.JPG

ぼくも捕まえたよ。

白保小4年3.JPG

私も捕まえた。

白保小4年4.JPG

どうやら白保小学校の4年生は魚を捕るのが上手なようです。

白保小4年5.JPG

潮だまりに魚が泳いでいます。

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みんなで列になって魚を追い込みます。

白保小4年7.JPG

石の下に隠れた魚を手づかみで捕まえます。

白保小4年8.JPG

おっと、でも注意して下さい。
エーグゥアーやグルマグといったヒレにとげがあり刺されると一晩中痛さで寝ることが出来ないと言われている魚もいます。

白保小4年9.JPG

軍手をして、魚を良く見てつかんでね。
コーフーやニナブシなどもたくさん入っていました。

白保小4年10.JPG

みんなで魚を捕る海の体験学習。日頃はあまり海で遊ぶことの無い子供たちもこの日は大いに海を楽しみました。

白保小4年11.JPG

結局この日は、70匹近くの魚を捕まえることが出来ました。
魚は氷詰にして持ち帰り、次の日に上級生が調理し、給食と一緒に食べました。
とっても美味しかったです。

いつまでも魚がたくさん捕れる海でいて欲しいな。





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Posted by しらほサンゴ
comment2008/03/23 日 | comments (0) | trackbacks (0)
満産祝い
白保に嫁いだ誰もが、感動する行事のひとつ
「満産祝い」

こどもが生まれて一ヶ月後に、
こどもの成長を願って行う。

まず何に感動するかというと
供え物の和え物「マガリス」である。

「海のもの、山のもの」の食材を
味噌和えする。

まがりす.jpeg

マガリス.jpg


「海のもの、山のもの」を食べて
生き永らえなさい。
という意味だ。

店に売っているものではない、
願いの3日前から野山に出かけ集めてくる。

「海水と真水が混ざったところに生えているイミジナ。

「眠れない時に食べると快眠できるパンソウ。」

「滋養強壮効果のあるサコナ。」

「体の脂肪が分解され、母乳の良く出るパパイヤ。」

「どれもこの島が出来たときから生えている物だから」
と語ってくれながら、
それぞれを味噌、ピーナツ、ニンニクで和えてくれる。

とてもおいしい。

「海や山が私達を守ってくれる。」

そう感じたとき、鳥肌が立ち、涙がこぼれそうになった。


マガリス準備.jpg
Posted by タエちゃんオバァー
comment2008/03/22 土 | comments (0) | trackbacks (0)
人間の一生の願い事
白保では、人間の一生においてさまざまな願いが行われる。

こどもが生まれて、病院から家に初めて入る時、

藁を燃やして厄を払う

藁に火をつけ、煙を立てながら、
祖父母が門の前で迎えてくれる
煙を浴びながら門をくぐるよう促し、
「アラピトゥヌ オリキー ミリヒョウリョ」
(新しい人が来たので、見守ってください)と唱える。


かよわい命を授かった母親にとって
目に見えない力が、我が子を見守って
くれると思えることは大きな安心である。

藁を燃やす.jpg

白保のオバーたちは、
「あなたの命はかけがえのない、大切なものだよ」と
常に語りかけてくれるのだ。
Posted by タエちゃんオバァー
comment2008/03/22 土 | comments (0) | trackbacks (0)

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